CHIPPRUSON 斉藤ちえシェフ監修
ママパン限定 古代小麦と米粉のシュトーレン

一口食べるとしっとりとした食感と、芳醇な甘さが口の中いっぱいに広がります。
古代小麦と呼ばれる「ディンケル小麦」を使っているので、一般的なシュトーレンに比べ薫り高く、じっくりと熟成された「フルーツ漬け込み」と合わさることで、奥深い味わいをお楽しみ頂けます。

材料:フルーツ漬け込み(3本分の仕込み量・約400g弱)

材料名 分量

有機白イチジク

80g

有機マスカットレーズン

35g

有機レーズン

35g

伊予柑ピール

20g

生姜ピール

15g

ナツメグ

お好みで

有機くるみ

75g

ブランデー

75g

ラム酒(または白ワイン、赤ワイン)

25g

材料:シュトレーン

材料名 分量

【中種】

 

スペルト全粒粉(滋賀県産)

50g

スペルト強力粉(ドイツ産)

50g

ハチミツ

30g

きび糖

20g

生クリーム

50g

牛乳

20g

レーズン発酵種
(スペルト小麦のみで育ててください。コツは、寝かせる時間を少し短めに設定して早めに作業にうつること。
ダレやすいので日持ちしない発酵種になります。)

20g

 

 

【本ごね】

 

スペルト強力粉(ドイツ産)

100g

米粉

60g

無塩バターまたは、発酵バター(半量ずつが理想)

150g

きび糖

25g

生クリーム(生地が硬すぎる場合は生クリームで調整する)

30~40g

岩塩または、天日塩

9g

中種全量

 

熟成したフルーツナッツ

240g

※アーモンドプードル(分量外)

30g

※スペルト強力粉(分量外)

30g

   ※の粉類は合わせてふるっておく

 

無塩バター(分量外)

100g

和三盆または、バニラシュガー

250g

作り方:漬け込みフルーツ

1.


有機白イチジクは6~8等分に小さめの一口大に包丁で切る。生姜ピールも細かくしておく。

2.


蒸し鍋に湯を沸かし、有機白イチジク、有機マスカットレーズン、有機レーズンを20分程しっかり水分が戻るまで蒸す。

3.


熱いうちに伊予柑ピール、生姜ピール、有機くるみ、ブランデー、ラム酒を合わせて馴染ませ、タッパに入れてぴったりと表面をラップで覆う。

この状態で26℃程度の暖かな場所に置き、一日2~3回手で天地を返すように混ぜ合わせる。

3日~1週間程度で熟成して、本レシピで使える状態となる。

作り方:シュトーレン

【中種】


小麦粉はボウルに入れて泡立て器で30回程ぐるぐると混ぜ合わせる。

糖類、水分、レーズン発酵種を合わせてよく溶かし、粉類と合わせて水気が無くなるまで混ぜ、ひとまとめにしてオイルを塗ったボウル、またはタッパーに入れて、26℃で8時間~10時間一回り以上1.5倍になるまでゆっくりと発酵させる。

すぐに使わない場合は冷蔵庫で一晩(6時間~10時間)休ませてから次の工程に移る。
※すぐにも使えます。

【本ごね】


準備


サイコロ状に包丁でカットしたバターを室温に戻しておく。

粉類は合わせて泡立て器でぐるぐると30回程混ぜ合わせておく。

オーブンは180℃に設定しておく。

1.


バターを泡立て器でクリーム状になめらかになるまで伸ばしておく。きび糖を入れてすり混ぜていく。

完全になめらかになるまでしっかり混ざったら、生クリームを加えて再び混ぜ合わせていく。

一度ずつしっかり混ぜて素材同士の水分、油分が乳化するまで丁寧に行うこと。

バターは温室に放置し過ぎると酸化し、風味が落ちる為短時間で使用出来る柔らかさになるよう工夫すること。
(湯煎にかけて完全に溶かすなどはNG)

2.


発酵種を少しずつ加えて混ぜ合わせていく。ボウルの中身が少し重たくなるので注意しながら行う。

完全に発酵種が混ざったら、残り粉類を加えて手でさっくりと混ぜ合わせる。

ひとまとめになったら混ぜるのをやめて作業台の上に取り出し、分割する。

(皮生地80g×3個=240g、残りにはフルーツを混ぜ合わせて※の粉類を必要に応じて一部、または全量加え、練らないようにフルーツ漬け込み時の水分を吸わせる。生地が落ち着いたら3等分にする。温室で30分、乾燥しないように休ませてから使う。

※乾燥しないようにラップをして、冷蔵庫で12時間程保存可能。冷蔵保存した生地は、③の工程の成形後、1時間程温度を戻してから焼き上げると、焼き上がり後、生地が硬く締まらずにいい感じです。)

3.


皮生地を綿棒で楕円型の横長(12cm×20cm)に伸ばし、フルーツ生地を手で楕円の筒状に合わせて細長く成形し、のばしたプレーンの生地で包む。綴じ目が下にくるようにオーブンシートを乗せた天板の上に並べる。

他の2個も同じように成形し、間隔を開けて天板の上に並べる。

※そのままでも十分に美味しく焼けるのですが、30分~1時間、乾燥しないように放置してから焼き上げると、放置時間によってふんわり感が変わります、すぐに焼き上げた場合はみっちりとして詰まった感じに、放置時間が長い程ふんわりとした食感に仕上がります。

4.


180℃に予熱したオーブンで焦げないように注意しながら60分間焼き、そのまま天板の上で荒熱を取っておく。

5.


無塩バター100g(分量外)を湯煎で溶かし、焼き上がったシュトーレンが熱いうちにバターにくぐらせてよく油を切る。

ふるいにかけた和三盆(250g)でしっかりコーティングする。コツは、砂糖をまぶす際にさわり過ぎないこと。

和三盆はバニラビーンズ半分の種をこそぎ出しフードプロセッサーでよく混ぜて瓶にうつし、バニラビーンズのさやを差していたバニラシュガーを使用しても良い。

このまま熱が完全にさめるまで2時間程、網の上で冷ましたものをラップに包んで密閉し冷蔵庫で保存、1ヵ月以内に食べきる。

今回、レシピ提供して頂いた斉藤シェフ


シェフ通信Vol.16でお世話になった京都市北区にお店を構える、CHIPPRUSON 斉藤ちえシェフがママパンの為だけにシュトーレンレシピを作成して下さいました。
しっとりとしていて、ほろっとした口どけ。一口食べると幸せが広がるそんなシュトーレンです。
ぜひ、みなさんのクリスマスが特別な思い出になりますように...

チップルソン
(CHIPPRUSON)


〒603-8225
京都府京都市北区紫野南舟岡町82−1−1

Open.11:00~18:00(イートイン可)
営業日:土曜日・日曜日

(お店の開店情報はHPで、ご確認下さい。)

インスタグラム:chiestylee

備考
レシピ提供:CHIPPRUSON(チップルソン) 斉藤ちえシェフ