~「ハルユタカ100」「春よ恋100」を比べてみました~

北海道産小麦粉の人気二大品種
「ハルユタカ100」「春よ恋100」の違いを比べてみました。

■高さ:ほぼ同じ。

左が「春よ恋100」右が「ハルユタカ100」

■クラム:「ハルユタカ100」の方が若干キメ細かい。

左が「春よ恋100」右が「ハルユタカ100」

その他の違い

ミキシング(生地つくり)

水和は「ハルユタカ100」の方が早く、あと2%程水を足せる感じ。

フロアタイム

オーバーナイトで仕込んだのですが、翌朝の発酵具合は双方ともに少し物足りない感じであったが、「ハルユタカ100」の方が大きな気泡が出ていた。

復温~分割・丸め

特筆すべき点は無し。

成形

若干でありますが「ハルユタカ100」の方が扱いやすい。
※ミキシング時にもう少し吸水できると感じた点がここで現れたのではと。

最終発酵

1.5斤型に420gの玉生地を2個。
山の盛り上がり具合が「春よ恋100」は綺麗な山形に膨らんだが、「ハルユタカ100」は途中から緩んで平ら気味になる。
※比較するため、同タイミングで窯入れ(焼成)するため、「春よ恋100」のベストなタイミングで窯入れを行う。

焼成

「ハルユタカ100」「春よ恋100」2品種ともしっかりと窯伸びしたが、「ハルユタカ100」の方がより窯伸びした。

試食

「春よ恋100」のほうがモチモチ感が強く感じた。
「ハルユタカ100」のほうは、クラムが「春よ恋100」に比べて若干キメ細かい。風味は口に入れた瞬間あっさり気味に感じるが、咀嚼すると「春よ恋100」よりも甘みを感じた。

まとめ

「ハルユタカ100」が「春よ恋100」の親にあたる品種であるためか、製パン性においては、「春よ恋100」、「ハルユタカ100」遜色ない感じであります。

ハルユタカ100を使った山型食パンのレシピ