赤ちゃん番茶は、赤ちゃん水出し番茶とも呼ばれ、古くから近江(滋賀)では親しまれてきたお茶です。滋賀県甲賀市(朝宮、土山)の契約農家が摘菜期農薬不使用で作った、大変貴重な春番茶を使用しています。
ほうじ茶とは異なり独特の香ばしさとサッパリとした味が特長で、刈り取った茶葉を揉まずに蒸し、天日干しした後、釜で炒るという特殊な製法で仕上げています。
カフェインやタンニンがほとんど抽出されないので赤ちゃんやご高齢の方、病気療養中の方にも安心してお飲みいただけます。
番茶には、9月〜11月にかけて刈り取る秋番茶と一冬越して2月〜3月の厳冬期に収穫される春番茶があります。秋番茶は薄い茶葉に淡白で渋みのある味が特徴で、春番茶は厚く丈夫な茶葉に濃く甘味のある味が特徴です。
春番茶は、冬季で害虫が発生しないためこの時期に農薬を使わないこと、厳しい冬の間に茶葉に優れた成分が蓄えられていることなど、良い事づくめですが、収穫量が非常に少なく入手が困難なお茶とされています。
<基本的な飲み方>
・水出しの場合
水1リットルに対して、番茶を20〜30グラム程度入れます。
一晩(約6時間〜7時間くらい)そのまま浸しておきますと、翌朝には完成です。
お好みによりあたためてお召し上がりください。
・やかんでのいれ方
約2リットルの沸騰したお湯に、約20グラムの番茶を入れてお飲みいただくか、うすい場合は弱火で2〜3分煮出してください。
あまり煮出しすぎますと、番茶本来の香りを失いますのでご注意ください。
■関連レシピ
赤ちゃん番茶のゼリー
赤ちゃん番茶のわらび餅
小西 ゆう湖 Webデザイナー
スッキリとさわやかな味わいとほんのりとした自然な甘味が感じられます。カフェインやタンニンが少なくクセのない味わいなので、初めて番茶を飲む方にもオススメです。また、近年注目を浴びている成分のポリサッカライドが茶葉に多く含まれており、水で出すことによって熱に弱いポリサッカライドを無理なく摂っていただけます。