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基本のデコレーションケーキ

デコレーションケーキづくりで活躍するのが、「口金」と「クールスタンド(回転台)」。
クリームをリズムよく絞り、回転台で形をそろえることで、美しい仕上がりに近づきます。
今回はバラ口金の絞りと回転台で、本格的なデコレーションを楽しんでみましょう!

まず「デコレーションケーキ」とは?

デコレーションケーキは、古代の儀式用ケーキを起源とし、中世には富裕層の特別な菓子として発展しました。
17世紀に装飾技術が生まれ、19世紀にはオーブンやベーキングパウダーの普及によって家庭でも作られるようになりました。
スポンジケーキにクリームやフルーツ、チョコレートを飾りつけた華やかな洋菓子で、誕生日やクリスマス、結婚式など特別な日の定番ケーキとして親しまれています。
今回は別立て(パータ・ビスキュイ)や共立て(パータ・ジェノワーズ)で焼いたスポンジに、クリームでデコレーションします。

美味しいデコレーションケーキ作りのポイント

Point


「デコレーションケーキ」では次の絞りのポイントが重要!

・絞り出す際のスピード
・絞る際の力具合
・道具や自分の手と、生地や絞る土台との距離感


ポイントをマスターをするだけでワンランク上のデコレーションケーキに!

ナッペのおさらいはこちらから。

今回のピックアップ道具

uses tools

バラ口金

バラ口金は、片側が細くもう片側が広い形状で、花びらのような立体的な絞りができる口金です。
デコレーションケーキにはNO.3、小型ケーキにはNO.1が適しています。

クールスタンド(回転台)

回転台は、ケーキを回しながら作業できる便利な台です。
向きを変えずにクリームを塗ったり、均一に絞りやすくなります。
ケーキより2号(約6cm)大きい回転台を使うと作業しやすくなります。

口金と絞り袋の使い方は、第4回で確認できます。

ポイントの動画をチェック

①バラ口金の絞り アレンジ

やり方を動画で!

②デコレーション

やり方を動画で!

バラ口金は、右利きの場合は反時計周り(左から右)へ向かって絞ります。
同じリズム、力加減を意識しながら絞ります。
呼吸を整えるとブレにくく安定しやすくなります。
無理のないペースで絞り、終わりのタイミングで回転台を少し動かします。
この一連の動きを、ケーキの一周分になるまで繰り返してください。

レシピはこちら

Recipe

デコレーションケーキ作りにチャレンジ!!

シンプルだからこそ映える
デコレーションケーキ(クリスマスケーキ)

しっとりと焼き上げたスポンジに、ふんわり軽く口どけのよい生クリームをたっぷりとまとわせた、シンプルでありながら華やかなデコレーションケーキです。
クリームだけで仕上げるからこそ、質感や絞りの美しさがそのまま表情となり、上品でやわらかな印象に仕上がります。

Basic bread Key

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基本のKEY-道具編 目次-
お菓子作りで使う基本的な道具の使い方などをレシピとともに紹介。
道具の基本的な使い方を知って、手作りをもっと楽しみましょう。