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"ココロ・カラダに、おいしい毎日"
2025年7月14日 北海道岩見沢より
見渡す限りの小麦畑。
前日の天気予報では、台風が北海道に上陸する予定でしたが、時間が経つにつれ次第に進路は右にずれ、千歳空港に到着した午後には、雲の合間から太陽も覗く良い天気となりました。
車で走ること1時間ちょっと。
目的地の岩見沢市に到着する頃には、青空が広がり黄金色の小麦が眩い天候に。
2年ぶりに目にする光景です。
私たち戸倉商事株式会社は、小麦粉を中心にパン屋さん、お菓子屋さんなどへの原材料の販売を行っております。
また、ママパンを通じて業者が配達困難な地域や離島、そしてパンをこよなく愛する家庭製パンの皆様へインターネット販売を行っています。
小麦粉という商品の原料となる畑を見させてもらい、作り手の皆様と利用するお客様が直線(最短)で繋がるような活動がしたいと思い、できる限り産地に足を運んで臨場感をお伝えできればと考えております。
さて、現地に到着した15時ごろは、青空も広がり気温も32℃。本州とさほど変わらぬ暑い日でした。
昨今の異常気象の影響は北海道にまで及んでいます。
訪ねた小麦畑は「秋まき小麦」のキタノカオリとゆめちからの畑です。
5月以降の暑さの影響で例年より10日から2週間ほど早くに収穫予定を迎える「秋まき小麦」のキタノカオリ。
訪れた7月14日時点での水分量は34%です。
あと3、4日で水分量も20%程度になるようで、そうなればいよいよ収穫開始です。
キタノカオリは、岩見沢市のJAが品種開発当初から積極的に関わり、近隣の農家さんと共に育ててきた経緯があります。
しかし、この小麦は非常に穂発芽しやすく、生産者泣かせの小麦品種としても有名です。
栽培のし易さや収量の課題などから、一時的に生産量が減少して単一品種としての小麦粉は販売されなくなりましたが、江別製粉さんの「美味しいパン作りにキタノカオリは必要」との呼びかけで、最近では生産量が増加してきました。
今年は、昨年再販売となったキタノカオリ100に続き、キタノカオリ全粒粉が発売される見通しなので楽しみであります。
続いてこちらは、収穫中の「ゆめちから」の圃場です。
こちらもキタノカオリ同様に例年よりも相当早くに収穫時期を迎えました。
ラッキーなことに、刈り取り中の訪問となりました。
安藤さん曰く「小麦の収穫時期に入ったので、雨は降ってほしくはないですが、玉ねぎの状況を考えると一雨欲しい……」と漏らされていました。
自然相手ですから、本当に農家さんのお仕事は難しいです。
北海道から帰ってからキタノカオリの収穫が始まったと連絡をもらいました。
また、私が訪れた翌日から小雨が降る天候だったようですが、今のところ穂発芽もなく収穫も順調そうとのことです。
北海道での小麦の収穫は、きたほなみ→ゆめちから→キタノカオリの順に収穫され、その後「春まき小麦」の収穫へ移ります。
農家さんの努力が実を結び、どの品種も豊作になることを願うばかりです。
収穫が終われば乾燥を経て製粉会社さんへ引き渡しされ、エイジングなどの期間を経て製粉されて、私どもの倉庫に小麦粉が到着します。
10月の解禁に合わせて今年もキタノカオリの新麦を販売予定です。楽しみにお待ちください。
穫れたての小麦。
挽きたてのおいしさ。を楽しむイベントです。
新麦と呼ぶことができるのは、当年産で製粉から2ヶ月以内の小麦だけ。
穫れたてだからこそ感じられる、新鮮な小麦の味わいと美味しさをお楽しみください。