Bonjour♪ça va?
オリーヴ・ドゥ・リュックのリュック・ドゥマンジュです。
先日皆様にご紹介させていただきました「スープ・ド・ポワソンのリゾット」はいかがだったでしょうか?
地中海の香りが口いっぱいに広がるスペシャリテです。魚の出汁文化の日本の方のお口に合う逸品だと思います。

アペリティフに欠かせない
オリーヴ

さて今回は、夏に日が長くなるプロヴァンスでの夕暮れ時の楽しみ方をご紹介させていただきます。

夏のプロヴァンス。
いつまでも太陽が輝き、日没がとても遅いのです。
この時期のプロヴァンスでの夕食前の愉しみとしてアペリティフという習慣があります。

Apéritif(アペリティフ)とは

アペリティフはフランス語で食前酒という意味。夕食前に友人や家族と一緒に、冷やしたシャンパンと、「魚介のマリネ」「オリーヴ」「クラッカーにペーストを塗ったもの」などの簡単なおつまみを食べながらおしゃべりを楽しむ…という特別な日で、南フランスでは専ら「冷やした白ワインやビール」を日常的に楽しみます。

食と人生を楽しむことを大切にするフランス人のライフスタイルにとって、アペリティフは伝統的に欠かせない習慣です。
日本に来てからも、友達や知人が自宅に来たときにはアペリティフが欠かせません。
おつまみは、「ドライソーセージ」「オリーヴ」「ピーナッツ」などです。
郷に入っては郷に従い、みんなで辛口の日本酒を冷やで楽しんでいます。

フランス人の私にとってアペリティフに欠かせないものが、オリーヴです。
私共の会社の名前にも付いている「オリーヴ」について歴史も踏まえながらご紹介させていただきます。

今も残る風車小屋

その昔、南フランスには多数の小規模オリーヴ農家が収穫したオリーヴの実を「風車小屋」に持ち込み、そのオリーヴで搾ったオリーヴオイルを、持込み量に応じて分配することを習慣としておりました。
しかし、1956年の寒波により南フランスのオリーヴの木は、そのほとんどが枯れてしまい、ほとんどの農家はブドウ栽培に転換したため風車小屋の習慣も途絶え、壊されてしまいました。
ごく少数残った水車小屋は、今は観光用として保存され、当時の面影を残しています。


オリーヴ農家のCALAS(カラース)さん

そんな希少なオリーヴを日本に向けて輸入をしているのが私の仕事です。
なかでもオリーヴの塩漬けは、フランス国内で販売しているものと、日本国内で販売しているものは若干違います。
何が違うかと言えば、塩分量です。
フランスで販売されているものは塩分が5~6%なのですが、私共が販売しているものは、日本人の口に合うように私が提案して塩分を平均3%で調整しています。※製品により塩分量は異なります。
またオリーヴの実はそのままでは渋みが強いため、食塩や苛性ソーダに漬けるのが一般的です。
当社の商品の中で、「プロヴァンスタイム入りブラックオリーヴ種抜き」と「ブラックオリーヴギリシャ風」の2品は、昔ながらの地中海の海塩で仕込む製法をとって作られています。
皆様の中で、まだオリーヴの塩漬けを食べたことがないという方がいらっしゃいましたら、是非私共のオリーヴをお試しください。
きっと気に入っていただけると思いますよ!

アペリティフにもピッタリ!
オリーヴのレシピ

プチ・オリーヴ・トマト

スライスした2種類のオリーブと、セミドライトマトをたっぷりと包んだフランスパンです。ワインと一緒に召し上がったり、スライスカットすればお食事前の小さなおつまみにピッタリです。

プチ・オリーヴ・アンショワ

アンチョビペーストが入ったオリーヴのジューシーな旨味と、セミドライトマトのギュッと濃縮された甘酸っぱさ、ソースのクリーミーさを包み込んだ、ワインのお供にもぴったりの小ぶりなフランスパンです。

自慢のオリーヴ
ぜひお試しください!

ARNAUD
プロヴァンスタイム入り
ブラックオリーヴ種抜き

セミドライタイプの種抜きブラックオリーブです。成熟したブラックオリーブの豊かな味わいとタイムの爽やかな風味をお楽しみください。

ARNAUD
プロヴァンスハーブ入り
グリーンオリーヴ種抜き

クセがなく食べやすい種抜きのグリーンオリーブです。グリーンオリーブの味わいだけでなく、爽やかなハーブの風味もお楽しみいただけます。

ARNAUD
ミックスオリーヴ
プロヴァンサル

5種類のオリーブとタイムを赤ワインビネガーとひまわりオイルで漬け込みました。それぞれに違うオリーブの味と食感に合わせ、色もお楽しみいただけます。

ODL
スタッフドオリーヴ
アンチョビ

爽やかな風味のスペイン産マンザニラ種オリーブに、アンチョビペーストを詰めています。食べた時、熟成された旨みと豊かな風味が口いっぱいに広がります。

オリーヴの豆知識

オリーヴの実は熟すにつれて、
9月~10月は緑、
11月は紫、
そして12月は黒へと色が変化します。
季節の移ろいに少し似ていますね。

次回皆様にご提案するのは9月です。
それまで、日の長くなる夏の時期に、
オリーヴをつまみながら
“アペリティフ”を楽しんで下さいね!
merci,au revoir

これまでのお話は
コチラから♪

プロヴァンスの味
ご家庭で味わいませんか?

Olives de Luc
オリーヴドゥリュックカタログ

選りすぐりの価値ある食材。オリーヴドリュックの美味しい食材。
南仏出身のリュック・ドゥマンジュ氏が自ら現地で選んだ、プロヴァンスの香りを感じさせるオリーヴドゥリュックのこだわりの食材をお届けします。できるだけ添加物を使わず、古くから伝わる伝統製法で作られる、安心と美味しさを追求した選りすぐりの食材は、有名ベーカリー、デリカ、レストランでも使用される自信の商品ばかりです。

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