Pain au Levain

ルヴァンでパン作り

フランス語で発酵種を意味する「Levain(ルヴァン)」。
使いたいけど、管理や不安定な面から取り入れるのを躊躇されていませんか?
そんなお悩みを解決するアイテムが世界的イーストメーカー『ルサッフル社』から新発売!
アナタのパン作りに新たな可能性をもたらしてくれるかもしれません!

こんな課題を持つ皆さまへ

その①

手軽に本格的なルヴァンのパンを作りたい

その②

種の管理や種起こしが面倒(種起こし・種継ぎなしで使用したい)

その③

種が安定しない(発酵力や風味が安定しない)

その④

ルヴァンを管理する設備がない

その⑤

種を管理する人手が足りない

その⑥

リキッドマシンを活用できていない

Product quality ①

混ぜるだけですぐに使える手軽さ!

● 粉に混ぜるだけですぐに使える!活性タイプの粉末ルヴァン。
● ルヴァン(種)を作る必要がありません。
● 手軽に使用でき、効率・クオリティの向上が可能。

画像提供:日仏商事株式会社

手軽さもありつつ、品質を一定に保てるのも魅力的なポイントの1つです。
この先チャレンジを考えている方にも、まずはお試しいただきたいアイテムです。
パン酵母との併用も可能で、中種法・冷凍生地製法などの様々な製法で活躍します!

Product quality ②

選べる2種類のベース!

長時間製法によってフレキシ ルヴァンの発酵力だけでパンを作れるだけでなく、パン酵母との併用も可能で、中種法・冷凍生地製法など、各種製法にご使用いただけます。

サフ リヴェンド フレキシルヴァン デュラム 400g

ルヴァンの風味とフルーティな味わいの「フレキシルヴァン デュラム」は、ブリオッシュや食パン、バゲットやチャバタなどに最適です。
対粉3%が目安ですが、ご希望の風味によって調整することも可能です。

サフ リヴェンド フレキシルヴァン ライ 400g

本格的で豊かなルヴァンの風味を実現したライ麦ベースの「フレキシルヴァン ライ」は、ブールやリュスティック、カンパーニュなどに最適です。
対粉3%が目安ですが、ご希望の風味によって調整することも可能です。

Product quality ③

スターターとしても活躍!

画像提供:日仏商事株式会社

混ぜるだけでなく、スターターとしても活用が可能なので、ステップアップをお考えの方にもオススメです。
使い方に合わせた活用が可能ですので汎用性も高く、はじめての方からルヴァン愛用者様までぜひお使いいただきたいアイテムです!

画像提供:日仏商事株式会社

「フレキシルヴァン」を使った参考レシピは各商品ページからご覧いただけます。
※プロユースアイテムの為、表示法を満たしておらず、一般販売が叶いません。
ご希望の方は、下記より「認定業務店申請」をご検討いただけますと幸いです。

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読む。ママパン

ママパンシェフ
清水 真樹
ママパン専属のシェフとしてオリジナルのレシピ開発・お客様への技術アドバイスなどを行う。

今回のテーマ

パンづくりの副材料『乳製品類』
【パンづくりの副材料】
前回の【糖類】に続き、今回は【乳製品類】についての簡単なお話です。
※過去のコラムはこちらからご覧いただけます。

【パンづくり】でよく使用するものといえば、牛乳、脱脂粉乳(スキムミルク)でしょうか。
その他には、全脂粉乳、バターミルクパウダー、生クリーム、練乳に、クリームチーズやシュレッドチーズなどのチーズ類になります。

今回は牛乳、粉乳を中心にお話させていただきます。
先ずは「乳製品の効果」ですが、その昔パンの味を良くする為にパン生地を仕込む時に水の代わりに牛乳を使用したことが始まりとも云われています。
今日でも、脱脂粉乳(スキムミルク)、全脂粉乳、バターミルクパウダー、生クリーム、練乳などの乳製品がパン生地に配合されています。
パン及びパン生地におけるこれらの乳製品の効果ですが、先ず「良好なクラストカラーの付与」になります。
成分に含まれる「乳糖」が、焼成時にカラメル化とメイラード反応を起こし、パン表面の焼き色を食欲をそそる美味しそうな鮮やかな黄金色にしてくれます。
また成分中の固形物(乳糖、乳脂肪、蛋白質など)が焼成中に生じる化合物の醸し出す甘い香りや風味です。
これが俗にいう「ミルクフレーバー」になります。

※酵母には「ショ糖分解酵素のインベルターゼ」「麦芽糖分解酵素のマルターゼ」「アルコール醗酵に関連した10種余りに及ぶ酵素一群のチマーゼ群」などが存在していますが、「乳糖分解酵素のラクターゼ」は存在していません。
結果、乳糖はイースト(酵母)による醗酵活動にて消費されないので、そのまま残存しクラストカラーの付与やミルクフレーバーの素になります。

【パンづくり】で気を付けていただきたいことで「牛乳の成分」があります。
牛乳は水分が約90%で残りの約10%が固形分(乳糖、乳脂肪、蛋白質など)になります。
固形分を乾燥したものが「全脂粉乳」で、そこから乳脂肪を除去したものが脱脂粉乳(スキムミルク)となります。
粉対比で牛乳を70%配合ということは、水分63%と全脂粉乳7%とほぼ同じなのです。
逆に粉対比で水70%の配合のパンを牛乳で製ろうとした場合、1割増しの77%の牛乳で仕込まないと硬いパン生地になってしまいますので、ご注意を。

牛乳に比べ廉価で保存期間も長い脱脂粉乳(スキムミルク)を【パンづくり】ではよく使用しますが、使用した場合としない場合でも生地の硬さは明らかに変わってきます。
当然「粉体」が増える訳ですから、その分硬くなります。
水分量の調節は粉乳量の半量から同量の水を目安に増やしてください。
また湿気にも弱いのでチャック式のビニール袋などでの保管や、計量後も粉類や砂糖類と一緒によく混ぜ合わせておくか、水に溶かしてから使用しないとダマになる可能性もあるので注意しましょう。

乳製品を配合した生地仕込みの際には生地の捏上まで時間が掛かったり、「緩衝作用」の関係で醗酵も遅くなったり、生地が弛んだりもしますので、配合や工程途中の生地の状態などの見極めや対処も大事になってきます。