北海道小麦畑レポート2022年
~北海道江別市近郊「きたほなみ」「ハルユタカ」江別製粉株式会社~

「“食”と“農”を結び、つくる喜び、食べる喜びを共有する」
江別製粉株式会社。

きたほなみ

2022年7月22日、北海道江別市近郊。
天気は晴れ、最高気温は26.9度。
秋まき小麦「きたほなみ」の収穫が始まりました。
黄金色に輝く麦の穂。


収穫された「きたほなみ」は、これから乾燥・選別などの工程を経て私ども製粉会社が引き取り小麦粉となり、パン屋さん・お菓子屋さん・ご家庭などに向けて出荷されます。

※収穫後、乾燥する前のきたほなみ

「きたほなみ」といえば、うどんやお菓子の原料として幅広いお客様に使っていただいている小麦です。
製菓製パンとなると、私どものドルチェが馴染み深いのではないでしょうか?

ハルユタカ

2022年7月30日、北海道江別市近郊。
天気は晴れ、最高気温は26.4度。
今年の7月は全道的に天候が不順で、少ない晴れの日に何とか収穫作業が行われました。
収穫前の「ハルユタカ」の穂。
きたほなみと違い、穂ののげ(髭のような)が長いのが特徴です。


ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「ハルユタカ」は本来、春に種をまく春まき小麦なのですが、江別近郊の農家さんを中心に雪がつもる直前にまく初冬まきを行なっています。
冬の間、雪に覆われた畑の中でじっと春が来るのを待ち、雪解けと同時に生育を再開することで春にまくより収穫時期が早くなる。
この栽培方法で安定した収量を確保することに成功しました。
北海道産春まき小麦の代表の座を後継品種の「春よ恋」に譲っていますが、「ハルユタカ」はその風味や香りの良さで根強い人気があり、そんなユーザーさんに応えるべく、毎年生産してくださる農家さんも数多くいらっしゃいます。

ハルユタカは今年も新麦コレクションに「新麦ハルユタカ」「新麦石臼全粒粉(ハルユタカ)」として登場します。
10月の解禁までまだ少し時間ありますが、今年取れたハルユタカをこの機会に楽しんでいただけますと幸いです。


今年の小麦の出来はいかがなものでしょうか?
これから乾燥などを経て、入荷してくるハルユタカを心待ちにしています。

新麦コレクションとは


穫れたての小麦。
挽きたてのおいしさ。を楽しむイベントです。
新麦と呼ぶことができるのは、当年産で製粉から2ヶ月以内の小麦だけ。
穫れたてだからこそ感じられる、新鮮な小麦の味わいと美味しさをお楽しみください。