夏の手作りのポイント!
コツを押さえて
もっと美味しく。

夏は生地がダレやすく、お菓子やパン作りが難しいと思う方も多いのではないでしょうか?
夏だからこそ気を付けたい手作りのポイントにお答えします!

- Sweets -

お菓子のQ&A

  • 夏場のお菓子作りで特に気をつけることってなんですか?

    衛生面と離水です。
    衛生面はもちろんではありますが、この時期、最後に火を通さないお菓子を作るときは特に注意が必要です。
    また、離水が起こってしまうと、品質、味が劣化してしまう可能性があります。
    カスタードクリームなんかがダレてしまうのも、わかりやすい一つかもしれません。
    夏のお菓子作りの際は、【衛生面】【離水】に注意をして手作りをお楽しみください。
  • 衛生面、あと離水を抑えるおすすめアイテムや方法はありますか?

    もちろんご用意しております。
    衛生面には、道具や直接食品に噴霧できる強力な抗菌力で話題のパストリーゼがおすすめです。
    当店でも人気アイテムで、スプレータイプのほかノズルタイプもあり用途に合わせてお使いできとっても便利です。
    離水を抑えるのにおすすめなのは、トレハロースです。
    当店のベーカリーシェフも愛用しており、保湿性に優れるだけでなく保水性を高めてくれます。(目安:砂糖の20%~30%を置き換える。)
    あとは、ゼラチンにも離水防止効果がありますが、当然増やすほど硬くなってしまいます。
    ル・カンテンウルトラはゼラチンと比べて、優れた保形力と保水性があり融点も50℃と高くなっています。
    喉越しも良いので、夏場には特におすすめの商品です。
    カスタードクリームなどに混ぜていただくと、ダレることを抑えることも出来ます。
  • 一回でたくさんは食べきれなくて…。

    もちろん出来る限り早く食べていただくのが一番良いのですが、やはり離水を抑えていただくことです。
    そうすることで品質劣化を抑え、傷みにくくなります。
    砂糖の20%~30%をトレハロースに置き換えていただくことで、保水性があがり、冷凍耐性を上げることも出来ます。

- Bread -

パンのQ&A

  • 夏場のパン作りで特に気をつけることってなんですか?

    過発酵と生地の乾燥です。

    過発酵になると、膨らみの悪いパンに仕上がったり、色付きの悪いパンになってしまいます。
    過発酵の状態を人間に例えると、頑張り過ぎてエネルギーを大量に消費した後の疲れた状態です。
    夏場はどうしても気温が高く、パン生地が早く発酵しやすくなります。
    だからといって冷房の効いた部屋だと、パン生地が乾燥してしまい、生地の表面が皮張って火通りが悪くなります。
    そうなると、膨らみにくくクラスト(皮)の厚いパンになってしまいます。
    夏場のパン作りは特に【過発酵】と【乾燥】に注意をしましょう。
  • 過発酵と生地の乾燥を抑える方法ってありますか?

    イーストの量を少し(普段の2割減を目安)減らして、ゆっくり冷蔵発酵させるのも一つの方法です。
    乾燥を防ぐには、生地をボールに入れてしっかりラップをしたり、オーブン庫内で発酵を取る場合は、水を張ったプリンカップを一緒に置くなど、湿度のある状況を作ってあげることが大切です。
  • 発酵の具合の目安はありますか?

    フィンガーテストをして、ご確認ください。
    発酵不足→生地に固さがあり、押した穴がすぐに塞がる状態。
    良い発酵状態→適度な柔らかさがあり、押した穴がそのまま残る状態。
    過発酵→ふわふわ過ぎて弾力がなく、穴をあけると生地全体がしぼんでしまう状態。
    上記を目安にご確認ください。
  • 夏場になると一回で量を食べきれなくて…。

    おすすめの方法があります。
    捏ねた生地を分割した際に、必要分以外は冷凍保存します。
    ママパンにはジップロックもご用意してますので、ぜひ保存の際にご利用ください。
    焼きたい時、食べたい時に、前日解凍(もしくは当日解凍)からスタート出来て、お手軽に焼き立てパンを食べたい分だけ作ることが出来ますよ。
  • ホームベーカリーをご使用の方へ

    便利なタイマー予約機能がございますが、夏の間はご使用を控えていただくことをおすすめします。
    材料や水分の温度の上昇により、過発酵になるリスクが上がります。
    普通にご使用いただく際も、パンケースや材料は冷蔵庫で冷やしたうえでご使用いただくのも過発酵になるリスクを減らす方法です。
    またホームベーカリーも窓際やコンロのそばなどは避けて、なるべく涼しいところでのご使用をおすすめ致します。

コツを知ったら実践!
冷やして美味しい手作り。

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